多くのことが収入(年収)で語られます。
多くの人は毎月生活していくのにお金が必要ですから、当然といえば当然です。
収入が減るということは死活問題で、増えれば生活が潤うはずです。
Aさん:年収300万円
Bさん:年収600万円
とします。
世の中が不景気になって、お互い収入が半分になってしまいました。
大変なのはどちらの方ですか?
助けなければならないのはどちらの方ですか?
Aさんと答えたいところですが、これだけでは判断できません。
そう、資産が抜けているからです。
Aさん:10億の資産
Bさん:100万円の資産
だとしたらどうでしょうか?
一般的に150万の年収となってしまったら、低所得者の範囲でしょう。
もしかしたら、低所得者ということで制度上の恩恵が受けられるかもしれません。
銀行で一般的なローンを組む時やアパートや家を借りる時など、収入を書く欄はあっても資産額を書く欄はあまり見ません。
ですから、10億あっても、アパートが借りられなかったり、ローンが組めなかったりします笑
なんだかおかしな話です。
でも、さらに、大きなことがあります。
それは、税金です。
給与がどんどん上がって、収入がどんどん増えたとしても税金も増えていきます。
日本は累進課税ですから、収入と税金が比例せず、収入が多ければ多く税金がかかります。(ある程度のところでは止まりますが、ここではざっくりと理解いただければ幸いです)
では、株を持っている場合ではどうでしょうか?
100万円で買った株が、1億円になったらどうでしょうか?
売って利益が確定すれば、税金はかかりますが、資産の含み益には税金がかからないため、1億円になろうが、10億円になろうが、税金はかかりません。
(不動産は固定資産税が上る可能性があります)
株から年間1000万円の配当が出ているとしましょう。
税金は約20%ですから、800万円の所得となります。
年収1000万円の給与ではどうでしょうか?
いろいろ引かれて大体720万円くらいの手取りになります。
おかしなものです。
同じ収入なのに税金のかかり方がどのような種類なのかで変わってきます。
おかしいというより、これをうまく利用したほうが良いのでしょう。
他にもいろいろ理由はあるのですが、資産家はできる限り金融資産(株やインデックスファンドなど)を増やそうとするです。
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